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こういう人は失敗するのではないか??

軽運送歴5年半が経過した(2019年1月現在)私はのべでいうとおそらく300人以上の人を面接したり、会ったり、一緒にお仕事をしてきました。

あくまで私の独自の目線でのお話しになりますが、恐らく失敗するだろうなと思う人の特徴をいくつかあげてみたいと思います。

金額が判断基準の人

その仕事を請けるか?請けないか?
は個人事業主であるドライバーの判断にゆだねています。

この請ける請けないの判断基準が「金額」だけに目がいく人はとても多いです。

さらに言うと「仕事の内容を聞かずに断る」人もそのほとんどです。

もちろん生活がかかっていますから「金額」が大事なことであることは言うまでもありません。
ただ、ど素人のドライバーが最初からこの「金額」だけに固執してしまうと
仕事は入って来ません。

簡単に書いていて、とても理にかなったことを私は言っているつもりなのですが
このことをいざ実践しようとすると
モロ
人間性が露わになります。

ど素人のど新規ドライバーに『美味しい仕事』(いわゆるラクで簡単で金額がいい仕事)が回ってくるはずがありません。
逆の立場になって考えればすぐ分かることだと思うのですが、、、

だから新規のドライバーは宅配に引っ掛かります。
だまされるとは言いませんが。。。

「あなたの頑張り次第で40万~60万稼げます」

間違ったことはいってません。
宅配で初月から毎日100件以上配れるような人はそれくらいいくかもしれません。
ましてや繁忙期のような荷物がたくさんあればそれくらい稼げるでしょう。

宅配の広告には
「最初から」とか「絶対に」とかは載せるはずがありません。

こうして毎朝6~7時から夜は22時~24時くらいまで頑張って
1日50個くらい?(1個150円として日当単価はいくらになるでしょう?)

実際に100個以上配れるまでに至るのは1ヶ月後?3ヶ月後?

うちの会社のドライバーにも同じことをまずお話しします。
単価のいいお仕事をしたいのであれば他の会社を当たってくださいと断っています。

そもそも商売の基本はまずこちらの実績を取引先に見せるところから始まると思っています。
取引を長期にわたって継続していく中で、単価交渉となっていくべきだと私は考えています。

まずお金ありきで取った仕事はあとからあとから付帯業務が増えてくるのが目に見えています。
相手があっての商売ですから、お互いが納得した中で仕事をしていくことが重要かと私は考えています。

自分の主張ばかり言う人

これも今まで述べてきたことと同じなのですが、、

相手があっての商売です。
ましてや相手からお金をもらうワケです。

ここからここまで

と契約上は仕事の範囲は決まっていますが
多少の越権業務は飲むべきかと思います。
(いわゆるサービス業務ですね)

ここを少しでも越えたら
「これはオレの仕事じゃない!」
と突っぱねる人、多いです。。。

結果荷主が困って荷主がフォロー。。
コレも良くある話です。。

フォローも含めて自分がやってあげれば
その分恩を売れるワケですから。。

私ならどんどんサービス業務を増やして、3ヶ月後半年後に単価交渉に入りますが、いかがでしょうか?

あと、多いのは
残業がダメ、土日は出れない祝日もダメ。

荷主が困って入ってくれと言っているということは仕事が増えるということです。
これは年末年始やお盆なども同じことが言えます。

仕事をさせてもらっているのか?
仕事をしてやっているのか?

意外と「仕事してやっている」と思っているドライバーは多いです。

同じように
荷主の方でも
「仕事を振ってやってる」と思っている業者の方も非常に多いです。

私個人としては
傲慢な方との取引はお断りする方向で対応をしています。

自分が荷主になった時
あなたならどんなドライバーにお仕事してもらいたいですか?

相手の気持ちが分からない、理解しない、自分が中心になってしまう方がとても多い業界だなと思っています。
そういう方はどんなジャンルの商売をしても成功はしないのではないか?と思っております。

お金を借りるときは必至、返すこと・支払いに無頓着な人

これ、ほとんどの人が当てはまるのではないか?
と思います。

日本人、というか労働者気質が抜けない人がほとんどなので

「労働者は偉い」

と思っている人がとても多いです。

自営業者ですから、労働者ではなくオーナー側に立っているという自覚が無い人が非常に多いです。

うちの会社でも非常に多いですが
前借っていうんでしょうか?

「ガソリン代が無いから5万円前借したい」
「携帯電話の支払いが滞っていて明日までに支払わなくちゃいけないから2万円前借したい」

こういった問い合わせは非常に多いです。

「じゃ今すぐ会社に取りに来てください」

こういうと夜中10時過ぎだろうがドライバーはお金を取りに来ます。

で、そういったドライバーに限って
こちらが催促しないとお金は返ってこない。

毎度毎度で申し訳ありませんが
逆の立場ならどうなんでしょうか?

「(自分の)ガソリン代が無いから、あなたの支払いを5万円来月に回してくれ」
とか
「(自分の)携帯電話の支払いの後、来月2万円払うから」
と言っちゃうんでしょうか?(笑)

こういう人はやっぱり商売には向かないですよね?
どんな商売しても
「自分のお金をコントロールできない人は商売は向いてない」
と思ってもらった方が良いかと思います。

責任転嫁する人

軽運送業で良くあるのは
車両に関することのトラブルですかね?

軽運送業で独立するには黒ナンバーの自分名義の車両が必要になります。

うちのドライバーはまずうちの会社が一括で購入した車両を
分割で支払いながら走っているケースが多いのですが

支払いが残っている間での
自動車の修理代で
もめることがとても多いです。

理屈から言えば
ドライバーはその車両が無ければそもそもお仕事ができないわけです。

また、
そのドライバーがいなければその車両をうちの会社が購入することもなかったわけです。

そう考えればドライバーが修理代を出すのが当然だと私は思うのですが
何故かうちの会社が修理代を全額負担することも多々あり(汗)
良くても半額負担止まりです。

商売をするという意識の高い人は
全額自己負担で修理してくれています。

そもそもの責任の所在はどこにあるのか?
私個人としては
自分が損する分にはあまり文句は言いません。

なぜなら巡り巡ってすべての所作言動は自分に返ってくるからです。

私から鉄槌を下すことはまずしません。
本当に大事にしているドライバーには懇切丁寧に考え方を教えますが
こういった些細な責任を背負い込む気概の無い方は
いづれうちの会社から離れていくであろうことは
経験上良く分かっているつもりですので、

責任転嫁する方は、まず商売で成功することはないだろうと思っています。

ちょっと高慢ないい方になってしまいますが
その人の車を買ってあげて、お仕事も回してあげたことに対しての感謝ができない方は
どこに行っても自分の損得しか目に見えないだろうことは明確であり
取引先の利益に貢献することよりも
自分の利益を最優先にすることも明白であります。

今回は自動車の修理代の例を取ってみましたが
何かモノを借りる
お金を借りる
約束を交わす

全てにおいて
自分以外に責任の所在を転嫁する人は商売に向かないと言えます。
まぁ、サラリーマンとしても向かないでしょうが(汗)

行動できない人

人がせっかく、「こうした方が良い」「コレはやめた方が良い」など
その人のためにアドバイスしても直さない。

また、頭では理解しているのでしょうが「動かない」人。

行動力の無い人には商売は向かないのではないでしょうか?

最後に

まだまだ沢山の事例がありますが、根本は今お話しした中に含まれるかな~と思います。

軽運送は比較的起業時のリスクは低いお仕事だけに
いろいろな方がチャレンジしております。

それゆえに間違った考え方や非常識な考え方の親会社でスタートすると
その考え方が正しいと勘違いしてしまいます。

軽運送の業者さんで確定申告のいろはを教えているところはほとんどないと聞きます。
そのこと一つとっても、自分としてはコワいなと思ってしまうほどです。

軽運送は商売だ!

という考え方を持って
きちんとした税務管理、さらには経営方針を持って取り組んでいくと
軽運送という商売はとても面白いな、と思います。

先にあげた例だけでも
反面教師として取り組んでみたら
もっともっといいドライバー、いい商売ができるのではないか?
と個人的には思います。