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軽運送業をはじめたいと思う方が一番知りたいことはこのことでしょう。

仕事を選ばなければ可能です。

これが結論です。

出来高の仕事
・1配送ごとの料金設定(スポット)
日当制

など仕事によって報酬をもらう形が様々あります。

今回は1配送ごとの料金設定(スポット)の仕事にスポットを当ててみたいと思います。

イメージとして、この1配送を専門的に行っているのが赤〇ですかね。
軽運送=赤〇
これを読んでいる方の多くは、けっこうすぐに出てくるのかと思います。

1配送とは、A地点で荷物を積み込み、B地点ですべての荷物を下ろして終わり、といったいわゆる配送とか、一発下ろしとか一か所下ろしとか、一発ものとか、人により様々ですが、比較的簡単な仕事です。

こういった仕事の多くは、緊急輸送が多いです。
緊急輸送とは、今すぐに荷物を引き取って、どこどこに持っていく。
といったもので、一分でも早く!届けることが大前提となります。

どういった状況で発生するかというと、たとえば、東京からあす大阪に持っていく荷物で本来10個持っていかなければならないものを今朝発送した荷物が9個だけしか発送していなかったことが夕方になって判明した場合。飛行機にも手配が間に合わず、でもどうしても明日の朝一番には届いていないと作業ができないとか、工事ができないなど。
こういった場合に、企業さんは大手の赤〇に頼んだりするのです。
今すぐ、荷物を1個だけ大阪に届けてくれ!
と。

緊急便の多くは、本来であれば発生しない輸送のこぼれ荷物、忘れ荷物を例外的に軽運送でカバーするといったものですので、定期の仕事にはなりにくいのがこの仕事の特徴です。
ただ、こういった仕事は持っていく荷物の重要度によって金額が高いことがほとんどのため、仕事さえしっかりと回ってくれば月に10回も走れば30万~50万くらいは収入になったりもします。
長距離のスポットであれば1配送あたりが数万円というのはざらです。

また、近距離であっても深夜に引き取って翌朝までに納品というようなものであれば1万円以上の金額になることも珍しくもありません。

そのため、このスポットという仕事だけで生活しようと考える人がとても多いのです。
しかし、その実態は先ほどもお話ししたように、定期でない、例外的な仕事のため、その例外を今か今かと待っている、これは逆に考えれば、誰かがミスをするのを待っているようなものです。
確かに人間はミスを犯します。そのときにそのミスを補うように企業は、スポットという高額なお金を払って穴埋めをする。
これを頻発するようであれば、企業からすれば輸送の経費が多くなって仕方がなくなると思いませんか?
社内的には配送の担当に注意を促すなり、人を代えるなりしてミスをなくすよう対応をすると思います。

そうすることにより、毎月起こっていたミスが、3カ月に一度になり、半年に一度になり、1年に一度になり・・・。

つまり、スポットの頻度が減ることになるのです。

これを理解すれば、スポットに頼って生活をしようとは思わないと思うのですが、やはり一度美味しいものを食べるとなかなかその味を忘れられずにここに戻ってきてしまう方は多いようです。

スポットの発生する条件は、ミスによるものが多いとお話ししましたが、他にも時期的なもの。
たとえば、正月にはお餅の需要が多くなるからお餅やさんの物流がパンクして穴埋め的に軽運送。
クリスマスにはクリスマスケーキ。卒業、入学のシーズンにはお寿司や高価な料理、出前が増える。
同じように、人が移動する時期は引っ越しも多くなる。などなど、時期によってミスではなく、需要が増えることによるスポットも多くなる、というようなスポット発生の理由もあります。

一概に、スポットは人のミスによるものとはいえませんが、こと緊急輸送に関してはあらかた間違いではないのかなと思います。

私の経験上、スポットはレギュラーの定期便などが休みの日に体が動けば動いたらよいし、体がきつければ無理することはないのかなと思います。

ただ、金額的にはスポットが一番いいと思いますので、受けられるときには受けておいて損はないし、たとえ金額が安くても次にまた声をかけてもらえる可能性が高くなるので顔つなぎの意味でもやっておいた方が良いとは思います。

以上、スポットの仕事についてでした。