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2013年の11月晴れて軽運送デビューを飾った当時の私の考え方をご紹介いたします。

当時の私はこのような個人のブログを様々拝見し、軽運送とは何なのか?
ホントに生活できるくらい収入が残るのか?
をシュミレーションしながらデビューを飾っていったのです。

2013年10月 実家の埼玉から福岡に戻った私は、さっそく紹介された営業所に連絡をしました。
〇/△日に指定されたファミリーレストランに赴くと、無愛想な中年男性が一人、私を待っていました。
埼玉の担当より明らかに暗く、生気の感じられないその男性に埼玉で受けた説明をもう一度され、こちらはやる気満々なのに、話が長くなるほどテンションはどんどん下がっていきました。
この会社を選んだ理由はとりあえず車両を貸出してくれるというところ。
加盟金なし、月会費もなし。その分を仕事をした分から差し引くという形なので、仕事がなかった場合のランニングコストがかからないという点で決めました。
ようは、リスク回避を選択して、当面の売り上げは安くてもいいというスタンスです。
ひとまず契約書をもらい、その日は帰宅。最初は車両を借りてスタートする手続きをとりました。

時を同じくして嫁が見つけてきたのはとあるスーパーのオープニングスタッフ募集のチラシ。
まあまあ近くの場所でした。嫁自身も同じ系列の靴屋に仕事をしており、給与面などもある程度分かる会社なので、そちらに面接に行くことに。オープニングスタッフということである程度のまとまった人数が集められ、面接と同時にまさかのテスト!?国語や算数といった試験をやらされましたが、無事通過。
10月の下旬ごろだったと思いますがアルバイトをスタートさせました。
勤務時間は19:00から24:00。

つまり、朝から昼間の時間は軽運送。
夜の7時から12時まではアルバイト。

こうすることで、軽運送でこけても、アルバイトをメインに切り替えれば当面の生活に困ることはないだろうとの考え方でした。それくらい、軽運送の収入というものが見えなかったということです。

スーパーのレジ打ちは初めての経験でした。
まぁ、何とかなるだろう的な形で入りましたが、まぁ何とかなりました。
どこの業界も人材不足を唱え出して久しかったのですが、やはりここもオープンしてから人は全然集まらなかったですね。
なので、時に19時に間に合わなくとも怒られることもなく、どちらかというと重宝されながらの勤務でした。

さて、本業の仕事はというといざスタートすると火・木・土のみの灯油の配達。
この打診も10月の終わりごろありまして、超変則の仕事。
ただ、参考にしていたブログには、とにかく仕事を断らない!と書いてあったので、灯油のポリ缶は重いだろうなぁ。。。と思いつつも即答して受けました。

このとき、実はもう一つ軽運送の個人でされているところに面接に行っておりました。
たまたま、募集が出ていて家も近かったので面接に行くと、これまたファミリーレストランに。。。
行くと自分より若い30歳前後の人が社長さんでいろいろお話をしました。
このときお願いされたのは宅配の仕事でした。
宅配の実態もブログの方で勉強しておりましたので丁重にお断りをしましたが。。。

さて、週三日の灯油の配達がスタート。
それまでに、車両を借り受け、黒ナンバーを取得し、開業届は必要なのか、不動産投資でお世話になっていた税金関係の方に質問をするなど、軽運送スタートの段取りを終え、11月を迎えました。

初日は勤務先となるガソリンスタンドに荷主と、車を借り受けた直属の荷主の担当者がやってきて、スタンドの店長さんにご挨拶。初日に注文が1件だけ入っていたので積み込みから、配達先での注意事項など細かい点まで研修を行いました。

説明が終わると皆帰り、実際に一人で配達をしました。
自営業者としての第一歩。
ここで上昇気流に乗るのか、下降線をたどるのかはやはり最初の仕事にかかってくると思っていました。
自分の常識を信じて、お客様に対して失礼のないように。
取引先のスタンドの店長にも失礼のないように。
当然間に入っている業者の方々にも失礼のないように。

いろいろなしがらみはあるかもしれないけれど、自営業の旗を掲げたからには自分を信じて進むしかない。。

配達のない時間はチラシを配るという業務が入っていたため、まじめにチラシ配りをしてましたね。

最初のうちは。。。

11月も半ばを過ぎて灯油の配達の後スーパーのレジ打ちにと、この生活に慣れ出したころ、例の個人の若い社長さんから連絡がありました。その社長さん自らが365日の仕事を始めたので手伝ってほしいとのことでした。要は自分の休みがほしかったのでしょうが。そこでその仕事を手伝うことになりました。手伝うのは月・水・金の8:00から16:00までの間の仕事でした。

これにより、
月・水・金は8:00~16:00まで福岡市内のルート配送。5000円。
火・木・土は8:30~17:30まで灯油の配達。8000円。
で19:00~24:00までスーパーのレジ打ち時給900円×5時間で4500円。がシフトで週5日。

灯油のエリアが比較的遠くて朝は7時前には家を出ていましたので、スーパーの翌日が灯油の配達の日は睡眠時間は大分少なかったですね。スーパーも、オープンしてから半年くらいはスタッフの皆が皆、慣れていないので毎日2時前後まで残業してましたし。。。
そのため、灯油の配達の日の拘束時間内でうまく仮眠をとったりなどをするようになるのです。。。

福岡市内のルート配送は逆にずっと走りっぱなしでしたので早目に家に帰って数時間の仮眠。
とにかく、軽運送スタートと同時に3つの仕事がスタートしたので慣れるまではかなりきつかったですね。

ただ、福岡市内のルート配送で月にだいたい6万円。灯油で10万円くらい。スーパーで9万円から10万円。
まぁ、だいたいこれで25万を超えるくらいで、ガソリン代は3万円から4万円くらいでしたか。。

まして、スーパーからは微々たるものではありますが、ガソリン代を支給されていましたのでこれもアリかなぁと思っていました。

自分で選んだ道だし、早々にあきらめるのもなんだし、ただ、福岡市内のルート配送も、灯油の配達の仕事も基本的には自分だけの世界なのではっきり言って”こんな楽な仕事も世の中にあるんだなぁ”と思ってました。

3月までこの灯油の配送が続きましたが、来年もこの仕事があるとは限りません。
スタートする最初の仕事がこのような仕事ではありましたが、このときの仕事に対する思いは間違っていなかったと思います。

とにかく、スタート直後はどんな仕事でも受ける。
入ったからには人並みの仕事をこなすだけでは次の仕事の依頼にたどりつかない。
人並み=一般常識
自営業に休みはない
稼ぎたいなら空いている時間に他の仕事をすることも自由

今考えればいろいろな要素が含まれていますがいずれ話す時が来ましたらまた、お話をしていきたいと思います。
今回はこれで。

軽運送の遍歴