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軽運送は自営業となります。
自営業とは?
自分で営業をするということで、分かりやすく考えれば、自分でお店を経営するということですかね?
軽運送もこの自営業になります。
自分で配送用の車を用意して、自宅を営業所としてお店を構えることになります。
実際に、自宅に誰かが来るということはあまりありません。
基本的にはA地点で荷物を引き取ってB地点に荷物を持っていくとか
どこかに入り込んでそこで荷物をもらって配送するとか
自宅を倉庫にしない限りは、自宅に荷物を置いておくとか
誰かと会うのに自宅に招き入れるというようなことはほとんどありません。
で、自営業は具体的にどんなことをするのか?
というと、分かりやすくアルバイトや社員と比較しながらお話をしていきます。
まず、入ってくるおかねは給料(アルバイト・社員)ではなく、売上という形の報酬になります。
税金に直結するお話になりますが、アルバイトや社員といった方たちは、”雇用”されていることになり、会社は従業員に雇用保険や労災、また、社会保険や厚生年金といった保険全般に加入させなくてはいけません。働く側からすれば、これらの保険に必然的に加入することとなります。
(社会保険や厚生年金については加入してないところもありますが、この場ではこれ以上のお話は致しません)
自営業者はこれらの保険に加入することはできません。
もちろん、加入する方法はありますが、自営業者は自分ひとりしかいなくても会社側の立場になる、つまり社長となりますので、経営者は雇用する側の人間となりますので雇用保険には入れません。
また、詳細は省きますが、自営業者はほとんどが国民健康保険と国民年金を自分で払わなければなりません。
もちろん、私のように自分で会社を登記し、自分に社会保険や厚生年金をかけることもできますが。
しかし、一般的にはこのような保険関係も自分のお店を構えるということは全部を自分の責任において自分が処理することになります。
同じようなことが、税金の支払いについても起こります。
会社に雇用されているアルバイトや社員は会社の方で所得税や住民税の支払いを手続きします。
住民税は、会社によっては社員だけ行っているところが多いようですが、所得税の支払いについては会社が基本的には行っているはずです。
よく11月の終わりごろに年末調整用の用紙を配られ、いついつまでに提出!みたいな話があると思いますが、まさにこれです。
これは、所得税の支払いを会社が行うため、個々人の控除できる支払いがあったかどうかを確認するための用紙です。また、家族構成に変更などがあるかどうかを調べているのです。
自営業者には2月から3月にかけての1ヶ月間に確定申告という所得税をはじめとする税金の基礎となる、売上を確定するための申告を提出しなさいという日本国が自営業者に命令を出している儀式です。
これを提出しないという選択肢もありますが、のちのち売上が発覚すると脱税となりより高額の負担が発生することになります・・・。申告はきちんとしましょう。
この確定申告の仕組みは実は会社にもあります。それが年末調整です。雇用で働いている方々には税金の仕組みを教わるチャンスがほとんどありません。よくサラリーマンはガラス張りで税金をきっちり取られると言われますが、これは、日本国が給与を払う側の会社に「所得税は個人が支払うのではなく、会社が支払え!」と命令を出しているからで、給与を支払われる側(アルバイトや社員の一人一人)は、支払う側(会社)から1円単位で狂いなく税金を支払うことにはめになるのです。
もちろん、これが正しいことです。
脱税を進めているわけではありません。
ただ、自営業者にはガラス張りの税金制度とはなっていないということをお伝えしておきます。
確定申告はもらった側が自分で経費はじめ様々な控除を行って、自分の会社の売り上げはこれだけです!
と日本国に申告するもので、その実態を知っているのは自分だけ。
つまり、雇用の方たちは自動的に計算されている税金に対して、自分で計算して支払いをすることとなっているのです。
もし、あなたがどちらか選べるとしたらどちらを選択しますか?
楽して自動計算で間違いない正確な金額を税金として納める
とられる税金の計算方法を勉強して、控除となるものを引いて税金を納める
どちらも日本国が命令する方法です。
日本国は(他の国もそうかもしれません)、税金を納める側に税金の制度を勉強してほしくないのではないかと思っています。みながみな税金に詳しくなると、もしかしたら入ってくる財源が減ってしまう恐れがあるからです。また、国民年金のように納めない人も出てくるでしょう。だから、国は会社に対して給与を支払う前に所得税の積み立てを義務化し、支払うべきアルバイトや社員たちには会社が計算してくれるから楽だよ、と甘い制度を利用し、働く人々に税金の知識も知らせずに済む。
うまくできてるな、と思ったのは、自分もサラリーマンを辞めてからですね。
大分、脱線してしまいましたが、自営業は自分でお店を出し、税金も自分で計算し自分で納める必要があるということが分かると思います。
そして、ここからが本題ですが。。。
自分でやりたい仕事を選べる!
ということです。
アルバイトや社員のように会社に雇用されていると、会社が指示したことに対しては達成するよう努力を重ねなければなりません。なかにはやりたくない仕事も当然あると思います。
ところが、自営業の場合はそれらの仕事を選択することができるのです。
自分の自由に!ということは自分の好きなことを仕事にできるのです。
その結果、お金が入ろうが入るまいが自分の選択の結果です。
まぁ自分の好き勝手やって、破産しても自己責任ということですが・・・。
ただ、軽運送についていえば、仕事の種類も豊富にあります。
どんな仕事をしても収入さえ見合えばそれでOKとなります。
もちろん、商売になりますのでいい時もあれば悪い時もあります。
その点でいえば、時間の拘束さえ耐えられれば、サラリーマンやアルバイトの方が確実な収入は見込めます。
ですが、一度自営業を旗揚げしたのなら、自分のやりたいことに挑戦するのも悪くはないのかなと思いますよね?
ここからは、私の見解ですので、読み飛ばしてもらって構いませんが、税金の仕組みを知るためにも特に若い人たちに自営業を進めます。私自身、フリーター時代に税金の仕組みを勉強する羽目になりましたが、今となって考えればとてもよい機会となりましたし、自営業に対する不安も解消されました。
また、これは年齢は関係ないですが、税金の仕組みを勉強することで、バイトや社員にこだわらない職業選択の自由があるということが分かります。むしろ、自営業の方が最終的にはお金を残せるのではないか?とも思います。
もちろん、簡単に自営業と言っていますが、自分の力だけでお金を稼ぐというのはとても大変なことですし、決して楽ではありません。
このブログでは、自営業のノウハウや軽運送でのノウハウをどんどん公開していく予定です。
あなたの参考に慣れれば幸いですし、直接ご連絡をいただいても構いません。
コメントからご連絡いただければと思います。
今回は自営業とは?をお伝えさせていただきました。